MINI JCWが納車された週末、早速ドライブに出かけて乗り味を試してみた。基本的に高速ではなく一般道、ワインディングではないが所々急な山坂道を走行した。
まだ、新車ということもあり、アクセルは控え気味で走行。ステアリングは以前のCOOPER SD同様にやや重目。しかし、今回のモデルでステアリングデザインが変更された結果、個人的には前のモデルの握り具合より少々悪くなった印象。 慣れれば良いかもしれないが、BMWのM SPORTS同様の太さはあるものの、まだしっくりこない。
サスペンションは流石に硬さは否めないが、ショートホイールベースのシャシーとランフラットタイヤを考慮するとこの程度であれば問題ない。 もっとも乗り心地を優先するならJCWを選択すること自体間違っているが。
ハンドリングについては、流石にまだ車体の硬さが残るものの、SDのディーゼル車ほどの重さは感じることはなく、快適にカーブを切っていける感じ。
ディーラーの話によると、MINIの場合、コーナー時には内側の車輪に微妙にブレーキを効かせて曲がりを援助させているらしい。 FFなのに後輪のホイールがやたらブレーキダストで汚れる原因はこの為かもしれない。
現代の自動車は単純に安全装置や運転支援の機能だけではなく、ドライビングをより楽しく感じさせるために電子制御を駆使して、いわば、車が勝手に演出してドライバーや同乗者を楽しませてくれる機能が沢山搭載されている。 エンジン始動時の音などもその内の一つかもしれないし、また、車内のインフォーテーメントにもコネクテッドを取り入れ、安心を提供してくれている。
昔のスポーツカーとは少々性格が違っていると感じる。