2年間コロナ禍で中止されていた祇園祭が今年は実施されることになった。7月以降再び感染者数が全国で拡がり始め、第7波に入ったようなので見物客もそれほど多く訪れないかも知れないが、京都で生まれ育った者としてはこの祇園祭が夏の到来を感じさせる大変重要な祭りであり、3年ぶりに開催されることは何かを取り戻したような気持ちになる。例年は祇園祭前後に梅雨が明けるのだが今年は早々と梅雨明け宣言が出てどうなるかと思ったが、宵々山の今日、やっぱり戻り梅雨(?)の様相で曇った空となんとも蒸し暑い京都ならではの気候。
山鉾は四条烏丸から西側の一角に点在、山鉾町という区切りで鉾や山車が並ぶ。 昨年は一部で山鉾が組み立てられるのみに留まっていたが、今年はほぼ全部の山鉾が組み上がっていると思われる。 注目なのは山鉾巡行の際、先頭を行く長刀鉾、しんがりを努める船鉾。特に船鉾は他の鉾や山と違い特徴的な形をしていて子供の頃から大好きだった。宵山の夜祭、巡行当日にも行きたいがかなりの人出と思われるので今年はやめておくことにする。