Life in Lake Side by Astechno

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京都三条通り付近

この10年くらいの間で京都市内にはお洒落なカフェ、雑貨店が増えた。特に三条通り付近は以前は寺町通を過ぎると烏丸通にかけてどちらかといえば会社や普通の飲食店が多かった印象だが、インバウンドが活発化し始めた2000年以降、四条通河原町通、新京極、木屋町先斗町といった有名なストリートに負けじと既存の町家を改装などして洒落た店に生まれ変わらせて来た結果、自分が幼い頃のイメージとは全く違った雰囲気の街になった。

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この付近は古くから洋館建てのビルがあり、放って置けば取り壊されてしまっていたかも知れないところだが、そこは流石に京都、寺社と同じく貴重な文化財として残すことを重視してくれたのは大変素晴らしい。

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ほとんどの場合、元からある古い建物を残しつつ内装などをリニューアルされており旧来の街の雰囲気を可能な限り残す形で営業しているのでさぞかし費用がかかっているのではと想像する。 元々京都は景観維持にはかなり規制を強化してきた関係もあるので結果的にこのような素晴らしい景観を楽しむことができる。

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幕末の歴史舞台に出て来そうな雰囲気。京都ならではの佇まいといったところ。

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京都は太平洋戦争時空襲に見舞われず、結果的に戦前に建てられた古い建物が残っている。木造建造物はある程度年月を経過するとどうしても朽ちてしまうので100年単位での温存は難しいが、石や煉瓦でできたものは100年以上経過しても朽ち果てない。ヨーロッパのパリやローマと同じく100年以上前の建造物がほぼそのまま見れるというもの。