開花が遅かった2024年のソメイヨシノ。 大津市周辺と日野川ダムで撮影した桜。
今年の夏はかなりの猛暑と9月以降も長く高温が続いたせいもあって紅葉の色付きが今ひとつだったよう。 一昨年からこの時期に紅葉を見物に行く湖東三山の一つである金剛輪寺では確かに今年の紅葉の色づき加減は何か物足りない印象だった。
ところどころ、綺麗に色づいている箇所もあったので場所を選んでシャッターを切る。
この寺は京都の有名な寺院のようではないのでそこまで多くの観光客は来ないが、今日は駐車場もほぼ満車。でも駐車待ちになるようなことはなくすぐに停められた。
本殿と三重塔へは最初の山門から少し山道を上がっていくが、両脇に地蔵が並べられていて光と影が地蔵の前にあるかざくるまの赤色とマッチしてなんとも幻想的。
広角レンズで撮ったのでどうしても歪んだ画像になるが、三重塔全体をのびやかに捉えてくれるので、離れて撮るよりも迫力が増す。
このお寺は滋賀県内では紅葉が綺麗な寺として有名だが全国的には知られていないのでまだまだ穴場的な存在。ただ、何かの拍子で有名になるかもしれないが当分は大丈夫かと。
8月も後半、朝夕が少しづつではあるが涼しくなってきたが、日中は相変わらずの猛暑が続く。 そんな中、京都の宇治市にある三室戸寺へ行ってみた。 実はこの寺も初めて訪れるところで、紫陽花の寺として有名なので今年一度行きたかったが結局行けず、今になってどんな所かの確認もあり訪れることにした。
拝観料は京都市内よりも少しやすくて500円。 ただし駐車場はtimesのコインパーキングとはいえ1000円/60分と少々高め。 山門をくぐり右手には紫陽花やつつじが植えられている庭園が広がっているが、今は花は何も咲いておらず。 石段を上がったところにこじんまりした本堂があり、右側に三重の塔がある。 お寺としては敷地は大きいが建物は比較的少ないように思う。
このお寺の事はよくは調べていないが、1000年以上の歴史があり西国十番札所でもある。宇治の中心地からは少し離れている関係で、アクセスとしては自動車が主体であるが周辺道路は狭く、住宅地でもあるので運転には注意が必要。とはいえ、駐車場が最低1000円と、京都市内よりも高額な印象。30〜40分くらいなら600円程度にして欲しいところ。
ちなみにこのお寺はツツジ、紫陽花、蓮の花が有名でどちらかというと初夏から梅雨時に来るのがおすすめのようだが、入山受付の人に聞いてもやはりそれ以外の時期は目立ったものはなく秋の紅葉くらいとの話だった。
西国札所なので朱印を集めている人で混雑を避けるにはシーズンオフがいいかもしれないが、このお寺の口コミ情報が結構悪いみたいなので予めそのつもりで行く方がと思う。
台風の影響で湖岸は朝から風が強く天気も微妙な感じだったが、夕方に近づくにつれ天気も回復、風も弱まり絶好の花火見物日和となった。
4年ぶりの花火大会で期待が高まる中、午後7時30分に予定通り初っ端の花火が打ち上がった。
今年はどれくらいの見物客が訪れているのかわからないが例年は35万人ほどだったとの事。
各地でもコロナ禍で中止されていた花火大会が復活しているのを見ていたので一際期待が高まる。
最初の打ち上げ開始の合図から数分後、連続弾が打ち上げられていよいよ本格的に始まった。
発射場所は2箇所で大津港の前と東側の大津プリンスホテルの前あたりでそれぞれ交互あるいは同jに打ち上げされていた。
開始から約10分くらい経過したところで最初の大玉が打ち上げられ、爆音と共に大きな歓声が湧き上がった。この瞬間をみんな4年間待っていた。
約50分を過ぎた頃にいよいよクライマックスに突入。
最後の最後に大玉が炸裂し、2023年のびわ湖花火大会は終了した。
近畿地方の梅雨明けは例年、7月中旬であったが週初め頃の予報だとしばらく不安定な天気が続く可能性があるとのことで「梅雨明け宣言」は見送られていた。ところが今朝になって近畿と東海が「梅雨明けしたと見られる」と報道が出て結果的にほぼ平年並みの梅雨明けになった。既に家を出て奈良県と三重県の県境付近にある長谷寺へ向かう途上だったが、この梅雨明けの知らせを聞いた途端に猛暑が降りかかってきた感じ。
山あいにある関係で市街地に比べると涼しさも感じるが、日差しは結構強力で日影を選んで駐車場から山門に辿り着く。平日ということと、この時期は訪れる参拝者も少ないので参道もほとんどすれ違う人はいない。拝観料500円を納めて境内へ。
「花の寺」としても有名な長谷寺だが長年京都に住んでいながら意外にも来たことがなく、今回初めて訪れた。現在住んでいる滋賀からは比較的アクセスしやすいロケーションではないかと思う。 この季節の装飾なのか、天井には風鈴が掛けられており、風が吹くと一斉に風鈴が鳴り響き、まるでここを通る自分を歓迎してくれるかのようで、ちょっと幻想的な雰囲気を味わえた。
写真は撮れないが本堂にある十一面観音菩薩は高さが10mあり立派な仏像で拝観する価値は十二分にあった。
「花の寺(御寺)」として有名なだけに季節により境内を彩る花を見ることができ、また晩秋には紅葉も楽しめそうなので是非再度訪れてみたい。長谷寺は奈良県に属するがこの近辺には室生寺や赤目四十八滝、曽爾高原などの名所もあり日帰りで楽しめそうな場所が点在する。
今年もこの季節が到来。京都はこの祇園祭から夏が始まる。ようやく今年は制限なく開催されるとのことで連休も相まって多くの見物客が押し寄せた。 かく話す自身は京都で生まれ育っていながら山鉾巡行を実際に見物したことはなく、今回が人生初めての実地見聞となった。
この時期は基本梅雨であることが多く、巡行日は雨模様というのもしばしばあったが、今年はまだ梅雨明けは宣言されていないものの夏空の下実施された。
巡行がスタートするのは午前9時。巡行は四条通りを東へ進み、河原町通りで左に舵を切り北上するがそこで第1の見せ場となる”辻回し”がある。その後、御池通り交差点で2度目の辻回しで左に舵を切り、西へ向けて進む。今回はその河原町御池交差点で待機。まだ9時前だが多くの見物人が集まっている。
10:30を過ぎたころ、ようやく先頭の鉾である長刀鉾の行列がやってきた。
ゆっくりと前を通り過ぎ、河原町御池の交差点に差し掛かり、辻回しの準備が開始される。
巨大な鉾には操舵装置はついていない為、直進以外はできない。そこで無理やりに先頭の向きを引っ張って方向転換するが、そのために地面に滑りやすい竹を敷き、水を撒きながら徐々に向きを変えていく。
一連の動きは実際に見たことはないものの、幼い頃から父親に聞かされて何となく頭に入っていた。またテレビでもよく放映されていたので特段珍しさは感じないが、方向転換が完了して再度進行する際に沿道から拍手が湧き上がる光景は何ともいいものであった。
一番鉾である長刀鉾の勇姿を見た後は場所を変えて河原町通を南下。後続の山鉾を追った。
コロナ禍によりこの数年間、祭りは開催されても限定的なものであったり京都の夏の風物詩としては寂しい限りだったが、ようやく元に戻ったのは感慨深い。
今回巡行した山鉾が何騎あったのか調べてないが、この巡行の順番には基本はくじで決められる。ただし先頭の長刀鉾と最終の船鉾は固定されている。特にこの船鉾は独特の雰囲気もあり小さい頃から一番好きな鉾だった。今回動いているのを初めて見れたのは本当に良かった。
祇園祭が終わり8月の大文字山(五山の送り火)までの間”京都の夏”はつづく。
近畿圏内で蕎麦の美味しいところとしては個人的には出石の皿そばが一番と思う。全国的に見ても本当に美味しいと思う蕎麦は信州安曇野とこの出石くらいで、そのほかでは残念ながら本当の蕎麦の香りがするそばは食べたことがない。 おそらく有名なところだと、結局打ち立て、ゆがきたてのものを食べるのが時間的にも難しいせいと思うが。そんな中、平日の人が少ない時間を狙って出石に出かけた。
正直、出石に来るのは約10年ぶりくらいで、両親を連れてきたのが最後だったのでかなりの久しぶり。この間、高速道路の延伸もあり、この出石へも自宅から1時間30分程度で来れるようになった。以前は山陰海岸へ海水浴へ行った帰りに出石で蕎麦を食べて帰ったものだったが、子供も大きくなり海水浴に行くことも無くなったので、この周辺に足を向ける機会も減った。
出石ではどの店もだいたい5皿と蕎麦つゆ、薬味が基本で追加で皿を注文する。今はどうかわからないが20皿以上一人で食べると記念品がもらえたが、蕎麦粉が多くつなぎは少ない麺なので、ハッキリ言って20皿でも余裕で食べられるが、今日は控え目にしておいた。しばらくすると蕎麦湯を持ってきてくれるので、蕎麦つゆを入れていただき完了。
変わらない蕎麦に満足させてもらい店を出た。